年間行事の一大イベント、発表会。
今年も、それぞれの年齢に応じた可愛らしい姿をみることができました。子ども達が普段行っているコーナー保育は、『自己選択・自己決定・自己責任』が遊びの中で自然に身に付き、将来的には、自分の考えをきちんと持ち、それを表現できる大人になってほしいと願ってのものです。それぞれのクラスの先生と子ども達が話し合って決めた曲や衣装は、どれも個性輝くもので、ステージの上での姿はとても立派でしたね。
小さいお友達は、ステージに立っているだけで可愛らしく癒されます。一方、5歳児さんの着物や袴姿はおしとやかであったり、勇ましくあったり・・・成長を感じる一幕でした。劇【さるかに合戦】もお友達と一緒に一つのお話を創りあげ、自信に満ちた表情でした。
私達職員は、準備段階から、子ども達のやる気スイッチを入れようと、一緒に楽しみながら活動を行ってきました。踊りの振り付けや手作り衣装なども、「手足を大きく動かしたり、伸ばしたりするとかっこいいよ」「ここにキラキラを付けたら一層可愛いくなりそう!」と動きなどを伝えながら、「上手だよ~」「ニコニコ笑顔だったね~」などと声を掛け、練習が終わるとギュッと抱きしめている場面もよく見られていたので、子どもたちもやる気や自信につながったのではないかと思います。
発表会当日は、普段の姿そのままをお届けできなかったところもあるかと思いますが、きっと成功、失敗体験、達成感を味わった日々のドラマは今後の成長の糧となることだと思います。発表会は、『子どもの内面から出てくる表現を引き出し、言葉や体を使って自分を表現する楽しさを味わうこと』をねらいとしています。
これからも行事だけにとらわれず、日頃の遊びを大切に考えていきたいと思います。