おもちつき【四季の森】


 年の暮れになると日本中の家で、餅つきをする風景が見られていました。かつてはかまどに羽釜、蒸し器、臼や杵といった道具で餅つきをしていましたが、今では見ることは少なくなりましたね。
 1月8日(金)に年長児さんが、昔ながらの道具を使って餅つきをしました。朝から待ち遠しい様子の子どもたちは準備をしている先生に「いつ始まるの?」と「何か手伝おうか?」と積極的にお手伝いしてくれました。かまどに火がつくと、かまどから出る炎や煙を見ながらもち米が蒸し上がるのを待ちました。もち米が蒸し上がると、いよいよ餅つきのスタートです。「よいしょ、よいしょ」と掛け声に合わせて、杵をタイミングよく動かしていました。お餅がつきあがると、自分の分のお餅を丸めました。お餅は、あんこ・きな粉・さとねりの黒砂糖の3種類を味わいました。つき立てのお餅の美味しさは、きっと忘れられないことでしょう。おかわりの声がたくさん聞かれました。
 もち米が蒸し上がった時の香り、もち米が餅に変わっていく様子、餅を丸める際の柔らかい感触など「食」に関わる貴重な体験ができました。またお餅つきを通して季節を味わうこともできたのではないかと思います。