羽釜でごはんを炊いたよ【にじ色の海】

平成23年度から続けている『羽釜で新米を炊き、おにぎりにしていただく』という会。
今年も、地元産の超早場米を味わいました。3.4.5歳児は2階にて、日本地図を見せながら東北地方で主にお米を作っていることや、お米の粒の形が色々あること、世界中で約1000種類のお米があることなどを話しました。また、お米の歴史としてお米は『インド』から来たことや日南で作られているお米は『コシヒカリ』と言うことを伝えると、お米の入っていた袋を見て「あ!ほんとや!にちなんじゃ様がいる!」と反応していました。稲を作るときに必要なものは?と聞くと、子どもたちはばっちり覚えていたようで「土!水!太陽!」とすぐに答えていました。
その後、5歳児さんは興味津々に順番にお米を研ぎ、その様子を見ていた年中さんや年少さんは白く濁っていくとぎ汁を見て「うわ~!(水が)真っ白になった~!!」といい反応を見せてくれました。洗った後は園庭にて羽釜を設置し、点火するとオレンジ色の炎が出る様子をじっと見つめたり、薪の燃える音を聞いたりにおいを嗅いだりしました。約一時間後。炊きたてのいい香りが漂う中、5歳児さんが作った梅干しを入れて自分たちでおにぎりを作って食べました。「すっぱいけどおいしい!」とおかわりをする子どももたくさんいました。
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・感覚)をフルに刺激し、原体験(人の生き方や考え方に大きな影響を与える幼少期の体験)ができたことは夏の思い出になることと思います。このような保育・教育をこれからも目指していきたいと思います。